先輩の声
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広瀬 祥子
わかば薬局 薬剤師
2012年入社 新卒入社 星薬科大学卒
さまざまな経験を経て、見えてきた自分の居場所
――まずは、薬剤師を目指したきっかけから教えてください。
薬剤師をしていた姉の影響を受けたことが大きいですね。資格職でもありますし、安定した職業だと思っていたのが正直なところです。
大学時代の実習経験から、これからの薬剤師には医療全般の知識が必要だと感じ、病院薬剤師を志すようになりました。
――外苑企画商事との出会いはいつ頃だったのですか?
学生時代の実習先が、民医連の病院だったんです。2カ月半の期間だったのですが、医師や看護師や患者さんとのコミュニケーションを大切にしていて、実習生だった私にも気軽に声をかけてくれました。
外苑企画商事の薬剤師さんとの出会いもあって、その後、当社へ入社するきっかけにもなりました。
――人の魅力に惹かれて、外苑企画商事に入社したわけですね?
実は、大学卒業からそのまま当社に入社したわけではないんです。2カ月間だけ別の会社の院内薬局に勤めていました。わりと大きな病院で、そのためか職種ごとに仕事が完全に分断されていたんですね。仕事の効率化という面では良いことかもしれませんが、医療スタッフ間の横のつながりが希薄に思えて、自分には合わなかったんです。
それで改めて、学生時代に良い印象を抱いていた当社に入社し、東葛病院で勤務をスタートしました。
教科書通りにはいかない、病院薬剤師の仕事
――なるほど。外苑企画商事の薬剤師として、東葛病院に勤務したときの印象はどうでしたか?
やはり東葛病院も医師や看護師や検査技師など、ほかの医療スタッフとの間に壁がなくて、充分なコミュニケーションが図られていると感じました。
病院側が主催する病気の知識を深めるための公開講座や健康まつりにも、地域にお住まいの方々がたくさん参加してくださって、本当に地元に頼られている病院なんだと思いましたね。
――医療スタッフと連携を取りながらの病院勤務は、苦労も多かったのでは?
本当に分からないことばかりで、最初はすごく苦労しました。臨床の現場では、大学で習った知識がまったく通用しないことが少なくないんです。
たとえば学校では、一つの薬に対する適切な投与量というものを習います。ところが入院中の患者さんの様態は刻々と変化していくので、その時々に合わせた投与量を考えていかなくてはなりません。また、痛み止めが効かないなど患者さんやご家族から直接ご要望やご質問を受けることもあるので、その場での対応に悩みました。教科書通りにはなかなかいかないんですよね。
そのたびに文献を調べたり、先輩に聞いたりしながら勉強は重ねてきたのですが、2年間ではまだまだ足りなかったように思えます。
患者さんの日々の暮らしを支える調剤薬局
――3年目から「わかば薬局」に移られて、病院での経験が生かされているのでは?
そうですね。患者さんの検査値まで見られるという点では、病院の経験が役に立っていると思います。
それでも調剤薬局に移った今でも勉強の毎日ですよ。病院にいたときは、自分の病棟に使える知識だけをひたすら深めていく努力をしていました。一方、調剤薬局には、お子さんからお年寄りまでさまざまな患者さんが来られるので、総合的な知識が必要になってきます。自分の知識に偏りを感じていて、早く一人前になりたいと奮闘中です。
――調剤薬局の仕事のやりがいはどんなところにありますか?
患者さんとのコミュニケーションの機会は増えましたね。それがやりがいにもつながっています。
――病院の方が、患者さんと会話する機会は多いと思うのですが。
そんなことはありませんよ。他社の薬局はどうか分かりませんが、当社の薬局は、本当に患者さんとの距離が特に近いと思います。アットホームな雰囲気があるからでしょうね、患者さんの方からも気軽に話しかけてくれます。
もちろん病院も患者さんとの会話が少ないわけではないのですが、お薬に関するお話がほとんどで、日常会話はそれほどなかったように思います。
――病院薬局と調剤薬局の両方を経験したことで、意識の変化はありましたか?
患者さんが薬局に求めることって、決してお薬に関することだけではないんですよね。食事のことや生活のこと、いろんな不安を抱えておられます。私たちがそれに応えていくためには、もっと広い視点で患者さんのことを考えていく必要があると思うんです。
病院の医師や看護師も、地域のケアマネージャーや訪問看護師も、医療に携わるすべての人たちが、それぞれの専門分野を越えた広い視野で患者さんを診ていくことが本当のチーム医療なのかなと思いますね。まだまだそんな偉そうなこと言える立場ではないのですが(笑)。
私らしく、笑顔で働ける場所!
――外苑企画商事の好きなところを教えてください。
やっぱり人ですね。先輩方はいつもあたふたしている私に対して、本当に気を遣ってくださいます。分からないことがあっても、質問しづらいなんていう雰囲気はまったくありません。
だから私もいつも笑顔でいられて、本当にここで働けて良かったと心から思っています。
――広瀬さんの今の目標についてお聞かせください。
病院薬局での2年間を終えて、調剤薬局での仕事がスタートしたわけですが、まだまだ学ばないといけないと思うことがたくさんあります。
これから在宅支援にも行きたいと思っていますし、充分な知識を蓄えて冷静な判断と行動ができる薬剤師になりたいですね。今はまだ自分のことでいっぱいいっぱいです(苦笑)。
――最後に、これから薬剤師として活躍される学生さんにメッセージをお願いします!
皆さん、それぞれやりたいことを大切にしながら就職活動に臨まれていると思います。もし、地域医療に貢献したいという思いがある方がいれば、自信を持って当社をおすすめします。病院薬局と調剤薬局の両方を経験できますし、谷本社長を筆頭に気のいい人ばかり(笑)。壁にぶつかっても必ず誰かが力になってくれます。ぜひ私たち一緒に地域の皆さんの健康な生活を守っていきましょう!
――本日は、ありがとうございました。